『Falling Star,Retribution and her Guilt』


熾天(てん)逆月(さかづき)虚闇(やみ)禍津群霊(まがつたま)
血だまりの中へ 星は降り

朱花(はな)に星屑 夜風(かぜ)に七ツ枷
我を忘れて この手伸ばす

けれど 光は消え去った
残るのは 輝きの羽毛(あと)

だからただ 闇天見上げ
もう一度 暁天(あけ)星光(ほし)探す

力なきことが 罪というなら
その罪を以って 力と為そう

灼かれて消える 蝋の羽でも
せめて その()に 触れたくて……


天を駆けるその 背に五翼の円環()
この手では彼女(ほし)に 届かない

輝ける星よ (シャハル)神子(みこ)
独り虚空(そら)に問う 「何処へ行かれるのですか?(クォ・ヴァディス)

右手(みぎ)(つみ)を 左手(ひだり)(ごう)
笑うは悪意の権現(アヴァターラ)

それでも 契約はなった
追いすがる(けん) 括り付け

力なきことが 罪というなら
その罪を以って 剣を鍛とう(ちからとなそう)

灼かれて消える 蝋の羽でも
せめて その()に 触れたくて……






その手残る滑り消えず償えども弔えども
赦しもなく罰もなくてなにもなにも残らぬ

あついあついあついあついあの日ここに光降りて
殺し犯し潰し溶けてみんなみんな消えてた

みんなみんなみんな焼けて溶けて焦げて消えて死んだ
見えもしないはずのなにか見えもしない幻

何が悪い?何が正しい?すべきこともならぬことも
いまだ知らぬいまだ見えぬ逃げて逃げて泣き濡れ

目を覚ましてまた微睡(まどろ)むこんな暑い夜はきっと
刺さる刺さる棘が刺さるありもしない心に

痛い痛い痛い痛い痛くなくてそれが痛い
爪が剥がれ指が裂けて骨が割れて皓々(しろじろ)

泣いて泣いて泣いて泣けず泣くことすら忘れはてて
泣き疲れてしゃがみこんだそこは灼けた血だまり

寒い寒い寒い寒いあの日ここに光降りず
死ねばきっとすべてそこで罪も罰も終わってた――!!






言葉はいらない 心もいらない
ただ、一振りの剣でありたい

力はここに 輝星(かがせ)は遠く
それでも その()に 触れたくて……!!

力はここに 断罪(やくそく)は遥か
せめてその涙を 拭いたくて

力尽きても (つるぎ)はここに
その日降りた星は 輝いて……




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